今日は、我が心の師、ステファン・グラッペリのちょっとマニアックな話です。
グラッペリでも既にマニアックなのに、そのマニアックな話だなんて(笑)
興味の無い方はスルーしてくださいね。
僕は若い頃にステファン・グラッペリの音楽に触れて、180度人生が変わったと言ってもいいぐらいに影響を受けました。
それ以来、かれこれ30年以上彼の音楽を聴いて来て、おそらくもう、ほとんど全ての音源を聴いていると思っていたのですが、まだまだ知らない事がありました。
それは、先日手に入れた「KING OF THE GYPSIE」というレコードがきっかけでした。
1977年に、サン・フランシスコでデヴィッド・グリスマンとトニー・ライスをゲストに迎えて行われたライブ録音です。
ライブの録音テープを無理矢理レコードにしたような音源で、バイオリンの音もあまり良くないのですが、内容は素晴らしいです。
CDには多分なってないし、海賊版か何かなのかなぁ?
ジャケットも何か変ですよね?
同じような内容で、1979年にデヴィッド・グリスマンと共演した「Live」という素晴らしいレコードがあります。
こちらはCDになっていて、Spotifyでも聴けます。
その最後に、デヴィッド・グリスマンのオリジナル曲を3曲、メドレーで演奏しているのですが、他では全く聴かない曲だし、曲調も何か東欧のジプシー音楽みたいだなぁと思っていました。
それが、先日手に入れた「KING OF THE GYPSIE」では、その曲を演奏していて、ライブ中のMCによると、何か映画の曲だと言っているようでした。
そこで調べてみると、「KING OF THE GYPSIE」という、デヴィッド・グリスマンが音楽を担当した映画があるようなのです。
1978年のアメリカ映画で、アメリカに住むジプシーを描いた内容で(アメリカにもジプシーが居るんですね)、なんと劇中のジプシー・バンドの一員として、ステファン・グラッペリが出演しているというではありませんか!
これは観てみないと!
変なジャケットもその映画の写真だったんですね(笑)
ライブのタイミングから考えて、何かその映画制作にまつわるライブだったんでしょうね、多分。
という、マニアックな話で失礼しました(笑)
僕のステファン・グラッペリとの思い出をまとめた「高橋青年のステファン・グラッペリ物語」はこちらです。
興味のある方、是非一度お読みくださいませ。