昨日に続いて、今日もソロ・ピアノをご紹介しましょう。
チリー・ゴンザレスの「Solo Piano」。
うーん、このCDはいいなぁ。
おそらく、アップライトピアノを弱音ペダルを踏んで演奏していると思われるのですが、くすんだ音色と繊細なタッチがすごくいい。
現代のエリック・サティなどと言われているのが、すごく良く分かります。
どれだけ繊細な人が演奏しているんだろうと思って動画を見てみると、予想に反して、背の高い大きくてワイルドな感じの人でした。
白い手袋をしたまま演奏してたりして、ちょっと奇人変人っぽい(笑)。
カナダのモントリオール出身だそうで、流暢なフランス語を話します。
僕の心の師、ステファン・グラッペリも、晩年、バラードを演奏する時はいつも、駒に「弱音器」(ミュート)を付けて演奏していました。
「弱音器」って、音が優しくなっていいんですよね。
それではここで、グラッペリのミュート・プレイが存分に楽しめる一枚をご紹介しましょう(笑)。
全編ピアノとのデュオで、ほとんどがバラード。
多分、一曲以外は全て弱音器を付けて演奏しています。
「Stardust」
僕の超愛聴盤です。