高橋じゅんの今日聴いた音楽

バイオリンとアコーディオンのデュオ「SIESTA」がプロデュースする「CAFE SIESTA」では、こんな音楽が流れています。

高橋青年のステファン・グラッペリ物語 4「アレクサンダー・C・ベネット」

本格的にフランス語を勉強するため、高橋青年は、ホームステイをする事にしました。

そこで、語学学校に頼んで、ホストファミリーを紹介してもらいました。

高橋青年が紹介されたのは、アレクサンダ-・C・ベネット(以後アレックス)という人の家でした。

 

このアレックス、かなりメチャクチャで、面白い人でした。

歳は30ちょっと過ぎで、頭の毛はほとんど無く、残った毛を伸ばして三つ編みにして、赤い髪飾りをしていました。

右の耳だけにピアスをしており(これは「ホモ」のサインらしい)、高橋青年も何度となく迫られました。(笑)

でも実際は、高橋青年より若い23歳の女性(かなりプッツン系)と同棲中で、猫を2匹飼っていました。

そして彼はイギリス人でした。

 

アレックスの仕事は中古家具の販売で、蚤の市などでガラクタの様な家具を集めて来ては、自分で修理して売っていました。

修理の腕は素晴らしく、どれも驚く程の出来栄えでした。

彼は、駅前のすごく広いアパルトマンに暮らしていて、家のいたるところに自作の家具を並べていました。

そして、お客さんを連れて来ては家具を見せ、手料理をふるまいながら商談をしました。

ちなみに料理の腕もプロ並みでした。

 

高橋青年は食事付きのホームステイだったので、毎晩のように、そんなお客さん達と一緒に食事をしました。

フランス語修得には絶好の機会でしたが、アレックスの客層はガラが悪く、物凄く汚いスラングが飛び交っていて随分苦労しました。

 

そんな中で、高橋青年は一生懸命フランス語の勉強に励みました。

やがて冬になり、語学学校が冬期休暇に入ったので、高橋青年はスペインのバルセロナへ旅行に出かけました。(トゥールーズからは電車で5時間程度)

 

そして、そのバルセロナで、高橋青年は運命の出会いをしたのです。

 

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