今日1月26日は、我が心の師、ステファン・グラッペリの誕生日。
1908年生まれなので、もし生きてたら113歳ですね(笑)
という訳で今日は「CAFE SIESTA」で、「WE LOVE STEPHAN GRAPPELLI」を聴きました。
素晴らしい!
これは、グラッペリが1995年に4度目の来日をした際、「サントリー・ホール」で行われたコンサートの様子を収録した物です。
当時、グラッペリ87歳。
実は私達、この会場に居ました(笑)
これは、コンサート終了後、楽屋にお邪魔した時の写真です。
グラッペリはいつも花柄のシャツを着ているので、我々はこの時、花柄のシルクのシャツをプレゼントに持って行きました。
楽屋は関係者で混雑していたので、その場ではプレゼントを見てもらえなかったのですが、ホテルの部屋で包みを開けてすごく気に入ったグラッペリが、すぐに我々に電話をしてくれたようで、我々が自宅に戻ると、留守番電話にグラッペリからのメッセージが入っていました。
(当時はスマホも携帯電話もありません)
今の若い人は知らないと思いますが、当時の留守番電話には小さなカセット・テープが入っていて、メッセージはそのテープに録音されていました。
そのまま放っておくと、どんどん上書きされて消えてしまうので、僕はそのメッセージをDATという当時の最高級の録音機材に録音し直して、宝物として大切にしていました。
それから12年後、SIESTA結成15周年の記念CDを作る際、「イレ・コントン」という曲の中にそのメッセージを使わせてもらいました。
「イレ・コントン」はフランス語で「Il est content」。
「彼は気に入っている」という意味です(笑)
その曲、今ならSpotifyで聴けます!
最初にマネージャーのジョゼフさんが話していて、最後にグラッペリに電話を代わります。
貴重な肉声です。
是非一度お聴きくださいませ。
グラッペリとの想い出をまとめた「高橋青年のステファン・グラッペリ物語」はこちらです。