アメリカ出身のユダヤ系バイオリニスト、ユーディ・メニューインと、フランスのジャズ・バイオリニスト、ステファン・グラッペリが、イギリスのテレビ番組で初めて共演したのは1973年の事でした。
これは、その時の様子です。
Stephane Grappelli feat Yehudi Menuhin - Jalousie
テレビ・プロデューサーの言わば「無茶振り」で実現したこの共演は、クラシックとジャズの「夢の共演」として、当時、大変話題になり、この「ジェラシー」の入ったレコードは世界的に大ヒットしたそうです。
当時、メニューイン57歳、グラッペリ65歳でした。
その後も、2人の大巨匠の交流は続き、10年間で計6枚のレコードが制作されました。
最初、ポピュラー音楽に慣れず、少しぎこちなかったメニューインも、セッションを重ねるうちにどんどん進化して、やがて、なんとも不思議で心地良い、大変素晴らしい音楽になっていきました。
そんな2人の軌跡を網羅できるのが、このCD。
なんと、上記の6枚のレコードが全て入った4枚組で、全86曲。
トータルで5時間を超える、聴きごたえ抜群の完全版です!
この値段でこの内容は、かなりお得だと思います。
是非、お聴きくださいませ。
おっ、Spotifyにもありました(笑)