昨日「ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち」という映画を観ました。
インディアンの文化が、アメリカのポピュラー音楽にどのような影響を及ぼしてきたのかを掘り下げていくドキュメンタリー映画。
ちょっと情報が詰まり過ぎている感があったけど、面白かったなぁ。
知らない事がいっぱいありました。
一番驚いたのは、白人の入植者が最初にインディアンを奴隷にしようとしたけど、彼らは逃亡して反撃してくるので難しく、アフリカから黒人奴隷を輸入することにしたという事。
しかも、なんとインディアンの男達をアフリカに送り、代わりに黒人奴隷が運ばれて来たそうです。
その黒人奴隷の9割が男だったので、多くがインディアン女性と結婚したらしい。
なので、南北戦争以前の黒人は、インディアンの先祖を持つ人が多いそうです。。。
インディアンと黒人がそんなに混血してるなんて知らなかったなぁ。。。
調べてみると、現在アメリカ本土で暮らす黒人のなんと約40%が、インディアンの祖先を持つと言われているそうです。
つまり、我々が黒人音楽と思っているものの中にも、かなりの割合でインディアンの音楽の要素が入っているという事です。
黒人と白人の問題として語られている事の背景には、実はインディアンの存在が大きく関わっているんですね。
でも、その事はずっとアメリカではタブー視されてきたのでしょう。
自分がインディアンであると名乗るよりも、黒人だと名乗った方が迫害されなかったので、混血だけど黒人だと名乗る人も多かったそうです。
アメリカは複雑な社会だなぁ。。。
映画の中に、ミルドレッド・ベイリーが出て来ました。
彼女は「最古の白人女性ジャズ・ボーカリスト」などと言われてますが、やはりインディアンの血を引いているそうです。
白人には見えないけどなぁ。。。(笑)
と言う訳で、今日は「CAFE SIESTA」で、ミルドレッド・ベイリーの「ロッキン・チェア・レディ」を聴きました。
素晴らしい!
聴いてると、黒人でも白人でもインディアンでも、何でもいい気がしますが。。。(笑)
映画「ランブル」の公式Spotifyプレイリストはこちらです。