高橋じゅんの今日聴いたCD

バイオリンとアコーディオンのデュオ「SIESTA」がプロデュースする「CAFE SIESTA」では、こんな音楽が流れています。

「湿気」

ヴァイオリンを弾くのは、湿気との闘いです(笑)。


湿度が高くなると、ヴァイオリンが湿気を吸って、ヴァイオリン自体の鳴りが悪くなります。

それに加え、空気も重くなるので、弾いていて本当に鳴らないなぁと感じます。


音量が落ちるのはもちろんですが、「残響」も少なくなります。

お風呂で歌を歌うと、音が響いて気持ちいいですよね?

あれが「残響」です。


お風呂は湿気だらけなのに音が響くのは狭い空間だからなのですが、試しに一度乾いたお風呂で歌ってみてください。

多分、ものすごく響くと思いますよ(笑)。

カラオケのエコーも、人工で作り出した「残響」ですね。


湿度が高くて「残響」が少なくなると、弓で弦をこするのをやめた途端に音も止まってしまいます。

なので、いつもよりほんの少しボーイングを長くしたり、ボーイングを強くして大きな音を出さなくてはいけません。

ビブラートも強めにかけます。


アコーディオンの方がヴァイオリンより湿気には強いとは思いますが、「残響」が少なくなるのは同じなので、蛇腹で空気を送る量を調節するんだそうです。

本当に微妙な事なのですが、ちゃんと意識していないと、芸が荒れてしまいます(笑)。

なので、我々は練習する時はいつも湿度計を置いていて、部屋の湿度を頭に入れてから演奏するようにしています。


この時期は、湿度が高くて本当に大変なので、楽器ケースに除湿剤を入れたり、練習前にエアコンで部屋の湿度を調整したりして、日々湿気と闘っています。

でも、夏は屋外で演奏する機会も多いんですよね。。。(笑)


長くなりましたが、今日は乾燥した土地の音楽をご紹介しましょう。

西アフリカ、ギニア共和国。内陸部はサバンナ気候で、とても乾燥しているそうです。

そのギニア出身のカンテ・マンフィーラが、生まれ故郷のファラバナという村に、車で4時間かけて録音機材を持ち込んで録音したCDだそうです。

バック・トゥ・ファラバナ


ジャケットもいい感じですよね。(乾燥してそう)

内容も素晴らしいです。


でも、ただ乾燥していればいいという訳でもありません。

逆に乾燥し過ぎると、今度は音がパシパシして、固くなり過ぎます。

長くなりそうなので、この話はまたいつか(笑)。