6月のフランス・ツアーの最初の夜、泊めてもらっていたリュクサンブール公園近くの友人のアパルトマンから、近所のスーパーにワインを買いに出た時、どこからか微かにアコーディオンの音色が聞こえて来ました。
音の聞こえる方に行ってみると、すぐそばの交差点に素敵なカフェがあり、中でマヌーシュ・ジャズのライブをやっていました。
その真ん中で、大きな男性が、ボタン式のアコーディオンを弾いていました。
中に入って数曲聴くと、すぐにライブは終了してしまったので、話し掛けてみると、その男性はミッシェルという名前で、普段は病院で働いており、週末になるとこうしてカフェなどで演奏しているとの事でした。
あかねもアコーディオンを弾くと言うと、聴いてみたいと言うので、翌々日に友人宅で行うサロン・コンサートに誘ってみました。
コンサート当日、ミッシェルは大きなアコーディオンを抱えてやって来ました。
最初は、シエスタが演奏。
お客さんは15人ぐらい。もちろん全員フランス人。(一人イタリア出身の人が居ました)
以前、路上で演奏した事はあったのですが、コンサート形式で演奏するのは今回が初めて。
フランス語のMCを交えながら、必死で演奏しました。
演奏はかなりウケていたと思います。
が、それより驚いたのは、僕のフランス語のMCでみんなが笑っていた事。
フランスでも十分やって行けると確信しました(笑)。
10曲程演奏して、休憩。
おいしい料理とワインで会場が盛り上がってきた頃、遂にミッシェルが登場!
味わい深い演奏で、雰囲気を盛り上げます。
最後は、友人のバイオリニスト、フレデリックも加わって、みんなでセッション・タイムに。
超盛り上がりました!
盛り上がりすぎて、こんな人も(笑)。
偶然知り合ったパリのアコーディオン弾き、ミッシェル。とてもいい奴でした。
そして、なぜかこのCDをくれました。(どうやら、彼のお気に入りみたいです)
ダニエル・ミルのCDは数枚持ってますが、これが一番好きかも。
とてもアンニュイでロマンティックな内容です。
ミッシェル、体はでかいけど、かなりのロマンチストのようです(笑)。