先日、「情熱のピアニズム」という、フランスの天才ジャズ・ピアニスト、ミッシェル・ペトルチアーニのドキュメンタリー映画を観ました。
生まれつき「骨形成不全症」という障害を持っていた彼は、36年の短い生涯を、驚くほどの濃密さでピアノと共に駆け抜けます。
常に死を意識していたが故の、壮絶なまでの命の完全燃焼。
あまりの凄まじさと、音楽の素晴らしさに、観終わってなんだかとても元気が出ました。
映画の中に、晩年のステファン・グラッペリとミッシェル・ペトルチアーニが「フラミンゴ」というCDを録音しているシーンが出てくるのですが、実は我々、そのレコーディングの現場に居たのです!(↑はその時の写真、詳しくはこちら)
当時のスタジオの空気感を思い出して、胸が張り裂けそうになりました。
このレコーディングの2年半後にグラッペリが、3年半後にペトルチアーニが、相次いで他界します。
二人の偉大な音楽家の、遺作とも言えるレコーディングに立ち会えた奇跡に、改めて感謝します。
ありがとうございました。
「CAFE SIESTA」で、ステファン・グラッペリ&ミッシェル・ペトルチアーニの「フラミンゴ」を聴く。
映画も素晴らしいし、CDも素晴らしいです。
是非、ご覧&お聴き下さい。